保有試験機一覧
物理解析試験機器
No.01
MOCON クーロメトリック酸素透過率測定装置(OX-TRAN 2/22L)
フィルム、シート、加工紙など、使用範囲内の酸素に対する透過度を測定するもので、食品容器等の包装材料のバリア性(MOCON(モコン)法)を評価できる装置。フィルムや容器形状での測定も可能。
No.02
気体透過度測定装置(差圧法)
フィルム、シート、加工紙など、使用範囲内の気体に対する透過度を測定するもので、試験片によって隔てられた一方を真空に保ち、もう一方に気体を導入し圧力差から気体透過度を測定する。
No.03
疲労試験システム(インストロン社製・E10000)
高分子材料やプラスチック製品に繰り返し応力を加えることにより、材料や製品の疲労強度や耐久性を評価できる装置。
(試験環境温度:-40~+250℃)
No.04
動的粘弾性測定装置
高分子材料の試験片に微小な正弦波振動をあたえて、その試験片に生じる応力と歪の関係を測定し、動的粘弾性定数を求めることにより、その材料の緩和現象、高次構造、熱履歴、相溶性などに関する情報を得ることができる装置。
No.05
荷重たわみ温度試験機(ビカット軟化温度、ボールプレッシャー試験も対応可能)
プラスチックの熱的性質を測定する装置で漕内の伝熱媒体(シリコーン油)を一定速度で昇温させ、1mm侵入温度(ビカット軟化温度)、標準たわみ到達温度(荷重たわみ温度)を測定する。
No.06
熱機械分析装置(TMA)
プラスチックの線膨張係数を測定する装置。測定モードも膨張、引張、針入の3モードとなっている。
No.07
示差操作熱量計(DSC)
プラスチックの融解温度、結晶化温度、ガラス転移温度、比熱などを測定する装置。また酸化誘導時間なども測定できる。
No.08
メルトインデクサー
溶融したプラスチックが小孔(ダイ)から押し出される速度を測定する装置で材料の品質管理に用いられる。
No.09
スティックメーカー
ISO 1133-2(水分に敏感な材料のためのMFR及びMVRの測定)で試料の前処理として、プラスチックの融点より10°C~20°C低い温度で加熱された炉体の中で加熱・圧縮し、スティック状に成形する装置。
No.10
自動比重測定装置(左側)
空気中での質量と水中での質量より比重を求める装置。
デュロメータ硬さ計(右側、保持台付)
プラスチックのJIS K7215により表面硬度を測定する装置。
デュロメータ硬さ計(右側、保持台付)
プラスチックのJIS K7215により表面硬度を測定する装置。
No.11
燃焼性試験機
酸素と窒素の混合ガス中において燃焼挙動を測定する装置。酸素濃度を変更し、最小酸素濃度(燃え続けるのに必要な酸素の濃度)の推定にも使用される。
No.12
燃焼性試験機(垂直・水平方法)
UL94規格やJIS K6911(耐燃性試験)規格に基づいた、電気部品用プラスチック材料や電線被覆の垂直・水平方法による燃焼性試験機。
No.13
発熱量測定装置
単位質量を酸素中で燃焼させたときの比エネルギー(絶対値)を測定する装置。
No.14
万能試験機(5KN、光学的伸び追跡装置付)
引張、曲げ、圧縮試験など機械的特性を測定するのに用いる装置。
No.15
万能試験機(100kN)
エンジニアリングプラスチックやガラス強化プラスチック等の材料強度や製品の実用強度試験に使用する。幅90cm×奥行90cm×高さ90cmの製品の実用試験が可能である。
No.16
恒温槽付き万能試験機(100kN)
低温及び高温時の機械的特性(引張、曲げ、圧縮)を測定する装置。(-60°C~250°C)
No.17
接触型伸び計
この装置は加流ゴム等の大きな伸びを示す引張試験に適しており、引張降伏時、引張破断時等の伸びを測定することが出来る。
No.18
耐候性試験機(スーパーキセノンウエザーメータ)
人工光源暴露試験装置の一つで放射の紫外及び可視領域で地表上の太陽光の分光分布に近似した照射を行うことができる装置。
No.19
耐候性試験機(サンシャインウエザーメータ)
人工光源暴露試験装置の1つでカーボン棒電極間に形成されるアークから成る照射面の変色や外観変化を確認する。【実施可能ブラックパネル温度(63°C、83°C)】
No.20
耐候性試験機(UVフェドメータ)
この装置は紫外線カーボンアークランプを光源とし、太陽光の数十倍から数百倍の紫外線を照射することにより促進性を持たせ短時間で試料の紫外線劣化を再現することが出来る。
No.21
カラーメータ(光線透過率測定装置付)
プラスチックの光学的特性(色、色差、光線透過率、黄変度など)を測定する装置。
No.22
シャルピー衝撃試験機、アイゾット衝撃試験機
振り子式ハンマーの1回の衝撃によって破壊される時に要するエネルギーを測定し、耐衝撃性、もろさ、粘り度などの特性を測定する装置。
No.23
高速衝撃試験機
プラスチックなどの板状材料の衝撃破壊特性の評価に用いられる。衝撃破壊の力と変位を同時に計測し、コンピューターでデータ処理し、応力-変位線図を求め、最大衝撃力、最大衝撃力時変位、最大衝撃力時エネルギー、全吸収エネルギーなどの衝撃破壊に関する情報が得られる。
No.24
再生プラスチック製標識くい衝撃試験機
ポリエチレンやポリプロピレン樹脂などで製作した境界で使用する標識くいの落錘衝撃試験に使用する。
No.25
振動試験機
輸送による振動の影響を、2Hz~2000Hzまでの水平及び垂直振動、最大8Gまでの加速度を設定できる装置。(テーブル寸法:100cm×100cm)
No.26
ヒートショック試験機
製品や材料、部品に温度環境のストレスを与えることで、信頼性を確認するための環境試験を行う装置。
No.27
ギヤー式老化試験器
プラスチック材料の熱老化や耐熱温度の測定などに使用する装置。
No.28
大型恒温槽
室温~80°Cまで一定温度に設定できる恒温槽で、灯油かんを40°Cで28日間の積み重ね試験、大型成型品の低温評価試験などに使用する。
No.29
大型恒温恒湿槽
温度及び湿度を一定条件に設定し、プラスチック材料の温度と湿度による影響を評価する。日本は高温で多湿になる時期があるので、倉庫などに保管した場合のことを想定した試験、また防湿フィルムの透湿度測定などに用いられる。
No.30
走査型電子顕微鏡
電子顕微鏡の一種で、プラスチック材料中の異物、界面などの品質チェックを高倍率(10万倍)で観察できる装置。
No.31
デジタルマイクロスコープ
本装置は表面状態を最大800倍まで拡大して写真に印刷出来る装置である。この拡大できる利点で、破断面を拡大し脆性破壊なのか評価をすることが可能、また、異物の種類や形状を確認することで異物の特定に役立つ情報が得られる。
No.32
自動・加熱/冷却成形プレス機
プラスチックの引張試験や曲げ試験等に利用する試験片を作製するために原料から板に加工する装置。
No.33
自動試験片切削機
物理的特性を求めるための試験片を、コンピュータ制御で切削する装置。
No.34
空気圧式試験片打抜き機
フィルムやシートから試験片を打ち抜いて作成する装置。
No.35
鉛筆引っかき硬度試験機(安田精機製作所製・No.553-M)
塗膜やプラスチックの表面の硬さを、6B(軟)~6H(硬)までの鉛筆を使い、一定の速度で引っかき、目視により試料にきずが認められない最も硬い鉛筆の硬度記号を鉛筆引っかき硬さとして評価する装置。
化学分析試験機器
No.01
ガスクロマトグラフ(GC)
食品衛生法で規制されている揮発性物質(ポリスチレン)、塩化ビニルモノマー(ポリ塩化ビニル)などを分析する装置。
No.02
熱分解ガスクロマトグラフ(PyGC)(右側)
プラスチックを熱分解させ、熱分解生成物をGC部分で分離し、得られるガスクロマトグラムのパターンから元のプラスチックを同定する装置。
ヘッドスペースサンプラー(HS)(左側)
GCやGC-MSにつなぎ、プラスチックから発生する揮発物質等を測定する装置。
ヘッドスペースサンプラー(HS)(左側)
GCやGC-MSにつなぎ、プラスチックから発生する揮発物質等を測定する装置。
No.03
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)
プラスチックに含まれる添加剤を分析する装置。
No.04
高速液体クロマトグラフ(HPLC)、イオンクロマトグラフ(LC)
食品衛生法で規制されているポリカーボネートに含有されているビスフェノールA等の分析(HPLC)、プラスチック燃焼ガス中の塩化水素等の分析(IC)をする装置。
No.05
高速GPCシステム
高分子の劣化状況等を調べるために分子量・分子量分布を測定する装置。
No.06
エネルギー分散型蛍光X線分析装置
試料の金属成分を非破壊で測定する装置。金属製品の鉛分析や、異物の鑑別に使用。
No.07
誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP)
プラスチックの安定剤などに使用される金属類や、塗料中に含まれる有害金属類(鉛、カドミウムなど)をppm~ppbの高感度で測定する装置。
No.08
ICP質量分析装置(ICP-MS)
水溶液や有機溶媒中の極微量元素の測定ができる装置。プラスチック製品から溶出する微量な金属の測定に使用。
No.09
原子吸光分光光度計
この装置はプラスチックや溶液に含まれる金属類の濃度を測定に用いる。これは光源に特定元素の発光線(ホローカソードランプ)を用いることによって特定の元素を測定することが出来る。
No.10
還元気化水銀分析計
壁紙製品標準規格(SV規格)で規定されている水銀を測定する装置。その他,上水や下水などの環境中の水銀も測定できる。
No.11
マイクロ波分解システム
高分子中の金属の分析にマイクロウェーブを用いて高分子を分解する前処理装置。
No.12
電気炉
高分子の金属や無機物の分析に、電気ヒーター(400~500°C)を用いて灰化する装置。
No.13
フーリエ変換赤外分光分析装置(赤外顕微付)(FT-IR)
ゴムやプラスチックの材質を定性することができる装置、顕微やATRを使用するにより多層フィルムの各々の材質なども測定することが可能である。
No.14
分光光度計
食品衛生法で規定されている、PET(ポリエチレンテレフタレート)のゲルマニウム・アンチモンやホルムアルデヒドを分析する装置。
No.15
X線回折装置
試料の定性分析、格子定数の決定や応力を測定する装置。
No.16
全有機体炭素計(TOC)
燃性触媒酸化NDIR方式。平成15年度水質基準が改正され、新規として飲料水及び装置関係の溶出性の中で、過マンガン酸カリウム消費量の替わりに全有機炭素が規格化されました。
No.17
過マンガン酸カリウム消費量自動測定装置
プラスチック材料から溶出した有機物の量を測定する。本装置はフラスコに試験液をセットすることで自動的に滴定し測定結果を出す。
No.18
水分自動測定装置(カールフィッシャー法)
高分子の中の水分をカールフィッシャー試験を用いて水分をppm単位で測定できる装置。オートサンプラーで10試料測定できる。
No.19
高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)
この装置は高圧の水蒸気によって滅菌を行う装置で、培地や生理食塩水などの溶液やガラス器具、プラスチック類などの滅菌を行うことが出来る。
No.20
遠心分離機
この装置は遠心力により目的成分を沈殿、分離させることが出来る。最高回転数:6000min-1(rpm)、最大遠心力:4830×g